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一見すると単なる箱にも見えるその出っ張りの少ない匡体は、直線の溝をデザインに多用し、後のMacintoshにも受け継がれた、その洗練されたデザインのすばらしさは、他のコンピュータとは次元が違っていた。
Macintosh
IIciは68030,25MHzのCPUと68882FPUの標準装備により、後から発売されたMacintosh
IIsiとほとんど同じ能力を持ち、1998年9月発表と、すでにニューモデルとは呼べない存在になりながら、豊富な拡張性でまだ新鋭機にそのポジションをゆずらずにいた、ハイパフォーマンスマシンだった。
Macintosh
IIciの当時について
当時は、ハードディスクをQuantumの105MBを内蔵し、メモリーをスロットいっぱいの8MBにし、RasterOps
24STV(ビデオカード)&Accelerator EXP
Board(24STVアクセラレータボード)を挿し、キャッシュカードを挿し、漢字Talk対応のほとんどのソフトが安定して作動するということもあり、ファイルメーカーII、Illustrator等ソフト類をインストールしていた。
Macintosh
IIciは、それ以前のモデルではオプションであった8bitビデオボードの機能を始めて内蔵したMacintoshだ。これによりセットアップの簡略化であると同時に、拡張性を維持しながらスロット数を減らすということをやり遂げたマシンでもある。匡体デザインは、先に発売されたIIcxと同じだが、同時期に発売されたNeXTと同じパワーを持ち、内蔵のビデオ出力で640×480/256色表示が可能、縦型15インチグレースケールモニターも使用できる。
IIciとは、よほど相性が良かったのか購入以来、トラブルらしいトラブルに見舞われることもなく動き続けてくれました。しかし、ついにその時が来たように急に調子が悪くなり、色々と診断してみた結果、復調させるのは無理と断念しておりましたが、ロジックボードをあげるから使い続けたら如何ですか?。と言って下さる方がおり、おかげさまで現在も元気に動いてくれています。
できるだけ凄い改造等せず、当時の環境に近い構成で、大事に可愛がっていきたいと思っている道連れです。
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項目
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データ
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Mac及び互換機
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Macintosh IIci 128MB/HD2GB
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メーカー/形態
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アップルコンピュータ/デスクトップ
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CPUおよび動作周波数
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68030,25MHz
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FPU
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68882
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メイン・メモリー
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128MB(16MB×8)
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メモリー・モジュールのピン数および速度
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30ピン,80ns
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3.5インチFDD
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1.44MB(800KB)×1
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HDD
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内蔵/IBM DCAS-32160(5400rpm)2GB
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CD-ROMドライブ
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内蔵不可(Logitec SCD-3200外付)
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内蔵CRTまたは液晶パネル
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−
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表示機能
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640×480ドット/256色
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Ethernetポート
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なし(NuBusカードにて対応)
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拡張スロット
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NuBus×3,キャッシュ・スロット×1
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外形寸法(幅×奥行き×高さ)
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302×365×140mm
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重量
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6.4kg(内蔵HDD除く)
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消費電力ORバッテリー駆動時間
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90W
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出荷時期
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Sep.89
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発売時の価格
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105万8000円,125万8000円,149万8000円
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コメント
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オールラウンドなデスクトップ標準機
HDD/IBM2G内蔵,IODATA2.1GB外付×2
MO/TMO-128S外付
ビデオカード/RasterOps 24STV&Accelerator EXP
Board(24STVアクセラレータボード)NuBusへ搭載
イーサーネット/GH-ELM10/NU(10baseT)NuBusへ搭載
キャッシュスロットへキャッシュカード搭載、
History
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Macintosh IIci 礼讃
1989.9にMacintosh IIci
(英語版)が発表され、翌年の1990年6月に日本語版が発表された。
Macintoshシリーズは、アメリカ産のコンピュータです。当然、アメリカのアップル本社がニューマシンを開発し、それをアップルジャパン社と協力して、ローカライズ(漢字対応にする事)を行うのですが、この課程で不思議な現象が発生します。
それは、国内でも英語版(英語モデルと呼ばれる)のMacintoshニューモデルが、漢字モデルよりも一足早く販売されるという現象です。当然、ローカライズには時間がかかります。そうすると、その間に次のモデルが登場してしまうのです。
Macintosh IIのマイナーチェンジ版として登場したMacintosh
IIxは、当時、英語モデルとして日本国内で販売されていましたが、ローカライズされる以前に、Macintosh
IIcxの漢字モデルが登場してしまいました。そうするとMacintosh
IIxの立場は……。
IIciも同様の路線をたどっていました。当初、英語モデルのみがリリースされ、遅れて漢字モデルも登場しましたが、その間に上位機種のMacintosh
IIfxがリリースされてしまったからです。
性能的に見ると、メインボード上にビデオカードが搭載され、ROMが512Kに拡張され、32ビットクリーンとなったため格段に性能がアップしたIIciは、当時の人達の憧れのマックでした。しかし、内蔵のビデオ回路とRAMを取り合うために(VRAMが使えなかった)結局ビデオカードを増設する人が多かったようです。
さらに特徴としては、このマシンはキャッシュスロットを持ち、ここにキャッシュカードを増設することができました。当時は32Kという容量でも、3〜4割の性能アップが見込め、IIfxに迫る性能を出すことができました。特に同じ処理をくり返してする場合に、威力を発揮します。しかし、IIci自体の処理スピードが速い(メモリのスピードが速い)ので、メモリもグレードアップしたものを必要とします。と、いう事は非常に高価(当時はメモリーは1MBで5万円もしていました)だという事です。
●キャッシュ:キャッシュとは、よく使うデータを特定のRAM(自由に読み書き出来るメモリ)に保存しておく事をいい、その特定のRAMをキャッシュメモリと呼びます。コントロールパネルで容量を設定します。これを設定すると、処理スピードが向上しますが、それだけメモリを消費する事になります。
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